サッカーのリズム

昨日久しぶりに味の素スタジアムにサッカー観戦に息子と行ってきました。優勝争いをしている川崎フロンターレ対東京FC。東京FCは毎年同じような順位で、今年も10位前後。勢いは川崎にあります。案の定、川崎の攻撃が東京FCを圧倒的に上回り後半のはじめまでで4-1でリード。川崎が何点差で勝つかといったムードでした。ところがエース ジュニーニョのシミュレーション判定による退場で流れは一気に東京FCへ。後半終了間際にはもう一人の退場者を出し、川崎は守戦一方。川崎側観客席で観戦していた私たちは、遠い自陣ゴールを見守るだけ。ロスタイムが何と6分と表示され、この時点で4-3。そして終わってみれば4-5の逆転負け。こんな試合もあるのかと、つくづくリズムの怖さを思い知らされました。
サッカーでは1人退場しても、なかなか点は入らないと言われています。それは、1人減ったことによって守りを固めることに専念するからです。ところが2人減ると形勢は全く違ってきます。昨日の川崎が典型で、各自の精神的な落ち着きがなくなり、「守らなければ」の気持ちがあまりにも大きくなって、足が動かなくなり、頭もパニックになってしまいます。そんな敵の隙を狙って東京FCはパワープレーに出て、あっという間に逆転したのです。
昨日の試合は確かに審判の判定に疑問が残るものでしたが、川崎の選手が試合中も審判への不満を引きずっていたかのようでした。これはプロとしては失格です。判断ミスはどこにでもあることは常識です。これをいつまでも引きずっては、優勝チームにはなれません。川崎にはもう少し大人のチームになってほしいとつくづく感じました。
今日はこの辺で。