総裁選とタイ式クーデター

自民党総裁選は当初の予想通り安倍さんが圧勝。安倍陣営としては500票が目標だったとかで、かなりの票が他へ流れたのではないかと反省しているようです。いずれにせよ6割の得票で総裁に選ばれ3年間の任期が発生しました。ということは3年間は首相の権利を得たということで、大変な権力を握ったことになります。安倍さんは私より1歳だけ年上の51歳。戦後最年少の首相が誕生します。51歳はかつてなら相当の年配に数えられたでしょうが、今では青年の部類。私と同年輩ということもあって、なおさら青年に見えます。任期の3年を過ぎてもまだ54歳。3期9年やっても60歳です。あまり若くしてトップに上り詰めると、先のことを考えるとどうかとも思います。サラリーマンの世界は60歳が定年ですが、政治家の世界は60歳頃から円熟する人が多いので、安倍さんの10年後を考えると「?」想像できません。とにかく山あり谷ありの道のりでしょうから、来年の参議院選挙で退陣しないように頑張ってください。
朝のニュースでタイのクーデターを伝えていました。クーデターというと通常は血なまぐさい闘争を思い浮かべますが、今回のクーデターは無血クーデター。バンコクの街もタイの国全体も平穏無事のようです。タイという国も不思議な国で、民政ではあるのですが度々争いごとがあり、国王がその争いを調停する伝統があります。今回もタクシン首相の政治方針から民心がはなれ、厭世気分が蔓延していたとのこと。こんな政治不信を軍が国王と相談して払拭するためクーデターを容認したというような筋書きが見て取れます。いずれにしても、血なまぐさい騒動にならずに、このまま治まってくれれば良いのですが。
今日はこの辺で。