岐阜県裏金問題

岐阜県庁の裏金作り発覚問題。梶原前知事や当時副知事だった現参議院議員もからんで、見苦しい現実が洗い出されてきました。そもそも公務員にそんな裏金まで作ってお金を使う用途があるのでしょうか?民間でも歓送迎会や懇親会はみんな会費制で、会社の金も使えるのは極わずかな上位管理職だけです。公務員には本来接待する人はいないはずです。考えられるのは、大阪市で発覚したような公務員同士の互助会や懇親会に、自腹を切らずに裏金から捻出するぐらいです。これでは民間の人は納得しません。何故こういう行為が、岐阜県だけではなく全国の自治体や警察で行われてしまうのか。それは間違いなく、公務員という職業が甘えの構造で出来上がっているからにほかなりません。彼らには職務はありますが、職責はありません。責任を全員で持つ仕組みが出来上がっているため、怖いものがないのです。秋田県の児童連続殺人事件がありましたが、最初の少女の事件で簡単に事故処理したことに対して秋田県警がミスを認めていましたが、特定の人間の処分はありません。埼玉県桶川市のストーカー殺人事件も、結局警察の責任は問われませんでした。同じように、岐阜県の裏金事件も誰も責任を取らないのではないでしょうか。勿論使われたお金はOBや現役職員に返してもらわなければなりませんが、その返却金も税金から払われる給料が原資となるのです。
あまり役所のお世話になることがない生活を送っていますが、たまに役所に行くと必要以上にたくさんの人がいるように思えて仕方がありません。小泉政治の総決算は公務員の純減でしたが、これも中途半端に終わりそうです。正に役人天国
そんな中で、福岡市職員の飲酒運転をきっかけに、各自治体で飲酒運転が発覚した場合は即刻懲戒免職とする規則が出始めています。良いことです。
ただ、岐阜県の裏金では、そういった処分を受けた職員の援助に使われていたとの事実も発覚しました。ああ、なげかわしやです。
今日はこの辺で。