中東の不気味さ

イスラエルレバノンを集中攻撃し、レバノンヒズボラはこれの報復を繰り返す。そしてまたイスラエルが報復するという中東紛争の最悪のパターンが繰り返されています。ヒズボラがゲリラ組織なのかどうかは意見が分かれるところですが、少なくとも過激派には間違いないようです。レバノン自体は小国ですから、正面切って全面戦争をしてもイスラエルに勝つことはできないでしょうが、周辺のアラブ諸国がどう動くかが焦点です。とはいっても、今のところイスラエルは非難するものの、加勢することはできないでしょう。シリア、イランがレバノン援護ここではありますが、いずれもアメリカからは無法者国家呼ばわりされている国で、ことは複雑です。ヨーロッパ諸国は気が気ではないでしょう。日本にとっての北朝鮮と同じような位置づけです。北朝鮮のミサイル発射や核開発には国連安保理が全会一致で非難決議をしましたが、今回のイスラエルについては、アメリカが拒否権を発動して国連決議はできませんでした。
中東、バルカンは昔から紛争の宝庫で、極東では北朝鮮が何をするか分からない駄々っ子ぶり。世界に火種は尽きないと、つくづく思う今日この頃です。
今日はこの辺で。