中田ヒデの引退

今日朝起きると中田ヒデの引退がビッグニュースとして報じられていました。朝7時にNHKニュースでもトップニュースとして報じられていました。ほかに大ニュースがないとは言え、彼の引退ニュースがそんなにビッグニュースなんでしょうか?首を傾げてしまいました。確かに奥寺を除けば、ヨーロッパのクラブチームにいち早く挑戦し、さきがけとなりました。しかし、彼のヨーロッパでの活躍は一流とは言えないものです。本当のレギュラーとして活躍したのは最初の1,2年。それも弱小チームでした。イタリアからイングランドに移籍してからも泣かず飛ばず。現在のボルトンでもほとんど出場の機会がありませんでした。それでも日本代表としては重宝がられ、3大会連続の出場を果たしましたが、これはヨーロッパでの活躍ではなく、どちらかというと過去の実績により選ばれてきたように思えて仕方がありません。「孤高」の選手としてマスコミは持ち上げましたが、別の言い方をすれば、利己的、自分が全て正しい、自分の言うことを聞かない奴は不要、と言った、いわばチームワークの輪を乱す存在だったようにも感じます。こうした選手の引退を大選手の惜しまれる引退としてビッグニュースで取り扱う日本のマスコミも、サッカー後進国の故なのか。もし彼がボルトンでレギュラーをバリバリの選手ならば、決して引退はしなかったでしょう。彼には既にヨーロッパでの活躍の場はなく、日本でもその性格やプレースタイルから受け入れるチームがないための結果としての引退なのです。だだ、それをいち早く悟って引退したところは誉めてやるべきかもしれませんが。
今日はこの辺で。