今週の後悔

全く軽微なことですが、今週2回同じ場面に遭遇し後悔しました。私の前に歩いていた人が物を落とし、それを拾って渡してあげようと手を伸ばしたのですが、物を見てやめてしまい、そのまま通り過ぎてしまったのです。
最初は月曜日に某有名ホテルの廊下で、私の前を歩いていた若い男性2人のうち一人が財布のようなものを手でいじっていたのですが、そこから紙が落ちたのです。とっさに私は手を伸ばしたのですが、見るとただの紙切れで何かが印刷されていました。それで私はわざと落としたものと勝手に思い、伸ばした手を引っ込め、拾うのをやめてしまったのです。しかし、後で考えれば、いくら若くて行儀の悪い若者でも、一流ホテルで、しかもたくさんの人が歩いている廊下でわざとごみを捨てるとは考えられません。拾ってあげるべきだったと後で思いました。
そして今日また同じような場面に遭遇したのです。今日は人通りの多い歩道で、私に前を歩いていたかなり年配の女性が化粧品か何かのチューブを落としました。前回と同じようにわつぃは手を伸ばしました。物を見ると使い切ったのが一目瞭然に分かるほど絞りきったチューブでした。これを見て再び私は拾うのをやめてしまったのです。その年配の女性を追い抜くとき見ると、小さなバッグを開いてなにやら見ていました。身なりは普通に見えましたが、はたしてわざと捨てたのか、それとも落としたのか?常識的にはこんな非常識な捨て方をする人はいないはずです。私は再び、拾ってあげるべきだったと後悔してしまいました。私は落し物を見た瞬間、「これはわざと落としたんだ。拾ったら逆にやな顔をされる」と咄嗟に思ってしまったのです。瞬間の判断力のなさを痛感しました。
拾ってあげて感謝されればそれでよし、もし本当に捨てたのであれば「こんなところに捨てないでください」と注意してあげる勇気を持てばいいのです。
2度あることは3度あるといいます。今度こそ拾ってあげなければと思います。
今日はこの辺で。