ニュータウンを歩いて

土日のお勤めウォーキング。土曜日は新宿から神田川に出て上流に進み、中野通りを左折して笹塚までの約6km、日曜日は京王多摩センターから多摩中央公園、一本杉公園を経由して「布田道」を通り若葉台駅までの約10kmを歩きました。「布田道」はかつて近藤勇沖田総司が小野路まで出稽古に通ったと伝えられる古い道。多摩丘陵の中を久しぶりに歩きました。今日はとにかく強風が吹き荒れ、花粉も相当舞い散っていたはずですが、鼻のほうは何とか治まっているので、強行しました。ネットの「緑道歩き」の地図と解説を持って行ったから良かったですが、細い小さな道であり、かつ標識も満足にないので、普通であれば「布田道」を探し当てるのは困難です。親切な解説と目印の表現や写真があり助かりました。真冬の夕方なんかに行ったんでは、多摩丘陵とはいえ迷子になって凍死でもしかねないコースです。今日のコースで感じたことの一つに、多摩ニュータウンの衰退についてです。多摩センター駅からパルテノンまではおしゃれな店舗などが並ぶ郊外の大きな街の趣がありますが、多摩中央公園から先、落合東遊歩道沿いの古い団地は、人通りも少なく、寂しいところです。住民の高齢化も進み、ニュウータウンがオールドタウンに変貌しつつあることを感じさせます。若葉台駅前などは商店街など何もなく、夜遅くに帰宅したときなど、殺風景でさぞや寂しいだろうなあと感じます。私が今下高井戸という結構賑やかなところに住んでいるからかもしれませんが、角ばった同じようなマンションが立ち並ぶニュータウンの味気なさを感じたのでした。
私が歩いていたしの最中、WBCの日韓戦が始まっていました。普段野球など全く興味を示さない息子も今回のWBCには興味を抱いています。競技そのものの面白さとは関係なく、国対国の戦いには、やはり誰もがナショナリズムを感じるのでしょう。結果は3度目の正直で日本の勝利。イチローが言っていましたが、3度連続して負けたら日本プロ野球の汚点になっていたでしょう。汚点にならなくてとにかくほっとしました。日本のこの運と勢いでキューバとの決勝も頑張って勝利をものにし手くれたら最高なのですが。
今日はこの辺で。