アメリカで行われているWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が、予想に反して結構盛り上がっています。東京ドームで行われたアジア地区予選は、観客もそれほど入っておらず、どうなるかと思いましたが、やっぱり日本が勝っていくと盛り上がってきます。視聴率もそこそこ良かったようです。そして始まった第2ラウンド。アメリカとの第1戦は互角の戦いでしたが、同点で迎えた8回の攻撃、外野フライのタッチアップのタイミングでの審判の誤審。「何なんだこれは」とみんなが思ったでしょう。大リーグ公式戦であればありえないことでしょうし、もしあったら監督は試合放棄も辞さない態度をとったでしょう。何故あんな判定の逆転が行われたのか?王監督は「野球発祥の地アメリカであってはならない判定」との名言を吐いて、強烈な批判をしてくれました。これは大変重い発言であり、立派でありました。
4年前のソルトレークシティー五輪のスケートのショートトラック、アメリカと韓国戦で明らかにアメリカに有利な誤審があり、韓国が猛烈に抗議したことがありました。アメリカという国は、世界一自由で、民主的な国であると自我自尊し、アメリカの自由と民主主義を物差しにしてあるときは強硬な手段にも出ます。根底には「アメリカこそ世界一でなければならない」という思想があるのでしょうか。こんなことは思いたくありませんが、野球王国アメリカが日本に負けそうな試合を誰も望んでいないことを、審判が自覚し、また、審判自身が望んでいなかったのではないでしょうか。
今日の韓国戦でアメリカは完敗しました。昨日の日本戦での後味の悪さが尾を引いたのかもしれません。
日本にもまだチャンスはあります。日本頑張れ。
今日はこの辺で。