中国はどこへ

久しぶりに筆を取ります(ちょっとサボってしまいました)。
中国の反日デモが週末の3週間続いてしまいました。例によってテレビや新聞は大々的に取り上げ、評論家諸氏が”言いたい放題”に書いたりしゃべったりしています。どこに真実があるのか、私も嫌いなほうではないので、逐一見たり聞いたりしていますが、なかなか「これは」という見解に出会えません。
こういった報道で、やっぱり一番聞きたいのは、中国の一般市民の声です。デモに参加して石を投げている人、デモ隊の後ろのほうで何となく加わっている人、デモを傍観している人、そしてその他大勢の、デモに縁もゆかりも感心も無い人、老若男女ほか12億の国民の多くの意見を聞きたいのです。報道はなぜそれを伝えないのか?私には不思議でなりません。当局から取材を禁止されているのであれば、その事実を伝えるべきですが、それも聞かれません。
報道、特にテレビ報道には、どうしても過激な場面を写して、ことの重大さを強調する傾向がありますが、それだけでは偏向報道になってしまうでしょう。今回の騒動の報道にあって、中国市民の生の声は未だに聞いた覚えが無いことが残念で仕方がありません。どうかマスコミは視点を変えた報道をして欲しいものです。
話は全く変わりますが、今日の皐月賞ディープインパクトの強さは常識はずれ、かつてのナリタブライアンを彷彿とさせる強さでした。これでダービーも決まりで興味も半減してしまいましたが、2着を当てるのは難しそう。結局競馬は難しいのです。
取り止めが無い話になりましたが、今後の中国報道に期待したいものです。