映画「海猿 ラストメッセージ」

金曜夜、映画「海猿 ラストメッセージ」鑑賞。3D映画ということで3Dメガネをつけて鑑賞しましたが、自分はめがねをしている上、3Dメガネが暗いため、見づらいこと見づらいこと。今後は3Dは遠慮しようと思いました。
さて映画の中身ですが、話の内容は前作と同じ。前回は船の難破でしたが、今回は日韓露合同プロジェクト称した海中天然ガスプラントの破損事故。そして、取り残された3人の民間人を2人の海上保安庁の隊員が救出するというストーリー。前作を再放送で見ている感じ。こうした決まりきったストーリーでも、何となく力が入って観てしまうのは、何故なのか?「踊る大走査線」と同じく、安心して楽しめるという前提があるからでしょう。
この映画で全く不要なのが、加藤あいの役。本人もこんな役は不本意ではないか?と思ってしまいますが、テレビからの延長で仕方ないのか。それに比べ、吹石一恵は魅力的な役柄。こちらの方がもうけものでした。
さて、海上保安庁といえば中国漁船衝突事件。昨日突然に那覇地検が船長の釈放を発表。日本中に衝撃が走りました。日本の法律に従って粛々と取り調べ、処分するという、日本政府の主張がありましたが、日本の司法機関が「粛々と取り調べ、日中関係を含め、総合的に判断して釈放することに決定した」ことを日本政府も追認しました。とんだ茶番劇ですが、検察と政府との間にどんなやり取りがあったのか?
裏で何があったかは別にして、もし自民党政権であったとしても、結果的には釈放していたであろうことは想像がつきます。私自身も23日に書いたように、こうした決着しかなかったと思っています。
かつて日本経済は、アメリカが風邪を引くと日本は肺炎になると言われましたが、今では中国が臍を曲げると日本は腹膜炎になる、立場になってしまったようです。
今日はこの辺で。