北京旅行記3

北京旅行2日目は、北京郊外観光。頤和園→明の十三陵→万里の長城見学。
頤和園は清の皇帝の夏の避暑地として6代皇帝乾隆帝が築造した大規模な公園。2度ほど建物が焼失し、西太后が修復したとのこと。修復には莫大な支出があり、そのために日清戦争に敗れたとのガイドの説明。それもありうるかな、と納得。
明帝国は、第三代永楽帝時代を頂点にして、最高世界のGNPの40%の経済力を誇ったとのこと。永楽帝紫禁城を造り、天壇を作ったことからも、その隆盛振りがうかがわれます。明の十三陵は、永楽帝の墓を最大として、壮大な皇帝の墓群です。
そしてハイライトは何と言っても万里の長城。総延長6,000kmにも及ぶグレート・ウォールは、最初に月面着陸したアームストロング船長が、宇宙船からその姿が見えたことから、「月からも見える地球唯一の構造物」としても有名です。勿論月からは見えませんが。
そんな万里の長城も、現実には途切れ途切れで風化も進み、すべてが繋がっているわけではありません。最もメジャーなのが発達長城で、そこに言ったのですが、大変たくさんの観光客。女坂を登りましたが、かなりの急坂で登りがいがありました。
昼食、夕食はまた同じメンバーでの丸テーブル。この日は夫婦ずれの旦那さんの方と若干話が弾みました。この夫妻、カナダ旅行に帰って直ぐに北京旅行に来たとのこと。同じ会社に勤めていて、子供もいないことから、休みを取ってきたということですが、何とも羨ましいご夫婦。
夕食後は雑技見学。2年ほど前に、同じ中国雑技団の公演を日本で見ましたが、再度観ても見事なもの。人間業とも思えません。ただ、演目は2年前に見たものと一緒でした。
ホテルに帰ったのが夜の9:30頃でしたが、折角なので地下鉄に乗って天安門へ。夜の天安門はさすがに人もまばら。王府井で下車して、西天安門までやく2kmを歩き、北京の顔を満喫しました。
北京の地下鉄はどれだけ乗っても1回2元=30円。数年後には世界一の地下鉄都市になるとも言われています。そうすれば、今の車の排気ガス社会も解消するとのこと。
今日はこの辺で。