小路幸也「21」

またまた小路幸也作品「21」読了。これまた味のある作品。
中学3年間を過ごした同級生21名。この21名は、「21世紀に21歳を迎える21人」で、特別に仲の良い同級生。そんな21名のうちの1名が、10年後に自殺。自殺した晶を、同級生が回想して、各々が自殺の原因を作ったのではないかと思い悩む。本当の理由はどこにあったのか?というミステリアスな部分も若干含んだ展開が読ませます。
私自身の中学時代を思い浮かべて、「ああ、やっぱり中学時代の友達が一番親近感があるなあ」と思い返しました。そんな中学時代が懐かしい。でも、この小説のような親友は結局作れなかったのかなあ。
今もほとんど付き合いのない中学時代の同級生の顔が思い浮かびました。
今日はこの辺で。