アメリカ大統領選について

アメリカでは時期大統領の予備選が真っ盛り。ブッシュの人気ががた落ちしていることから、主役は民主党の予備選。その中でも今回は初の女性大統領か、はたまた初の黒人大統領か、という興味深い戦いが繰り広げられています。
ここに来て、俄然黒人候補のオバマ上院議員が勢いを増しています。ヒラリーさんももちろん目がないわけではありませんが、どうも勢いから行ってオバマ有利か?といった情勢です。
共和党はマケイン候補が指名を獲得しそうですが、いずれにしても次期大統領はオバマかヒラリーかの様相。
こうしたアメリカの大統領選びが世界的にも稀な形態をとっているのは、果たしてアメリカの国益にかなうのか?よく議論されるところです。ただ、一つ言えることは、これだけの長期間、厳しい戦いを行うということは、それだけ候補者に強靭な体力と精神力が求められることであり、日本の首相のように何となく自民党内で指名されて、何か困難にぶち当たるとすぐに辞めてしまうような惨めなことはあり得ないということです。
ヒラリー候補が何度か涙を見せた場面がありましたが、厳しい目で見れば、同情よりも軽蔑に値する場面でもあるのです。
アメリカの大統領は、第一次大戦以降は世界最大の権力者となり、未だにその地位は保たれています。その地位に着くことは、やはり並大抵の人間では勤まらないのは言うまでもないことだと痛感する次第です。
今日はこの辺で。