小池真理子「狂王の庭」

小池真理子の大不倫恋愛小説「狂王の庭」を読み終えました。小池の直木賞受賞作「恋」に似た雰囲気を持つ大恋愛・不倫小説です。不倫小説が得意な渡辺淳一作品とは違った、いかにも女流作家が書いたものと思われる匂いを感じる作品。命を減らすほどに一人の女性を愛する哀れな男と、同じく真剣に不倫を重ねる人妻。格調高い雰囲気の中に、あいの深遠さを語っています。
私には全く縁のない世界の話なんですが、最後の方になると、一気に離しに飲み込まれてしまい、電車にかばんを忘れてしまう始末。今日東京駅に忘れ物のかばんを取りに行ってきました。中には金目のものは何も無く、無事に保管されていました。愛着のあるカバンだったので助かりました。
今日はこの辺で。