NOVA商法

コムスンの介護ビジネスに続き、英会話教室大手のNOVAのえげつない商法が摘発され、一部営業停止に追い込まれました。コムスンと共通するのがその拡大路線。コムスンはスタッフが揃わないのに事業所を広げ、不正請求までしてしまいました。NOVAもまた講師が減っているにもかかわらず教室数を急激に増やし、違法な宣伝や受講料の未返還などの問題を指摘されました。両者との急激な拡大路線があだとなりました。ここで思い出すのがホリエモンライブドア問題です。ライブドアもまた、急激な拡大路線を企業買収と株式分割で行い、破綻しました。ある意味では拡大路線には企業統治がかけてしまうのでしょう。経営者の頭にあるのはただ単に、「量的な拡大こそが金儲けに直結する」といったものではないのでしょうか。すなわち「質」が欠落しています。「大きいことはいいことだ」と言われた時代は遠の昔に終わったはずなのに、実は未だに経営者への魔力となっているのでしょう。
今日はこの辺で。