まずい酒

今日は夜会社のちょっとした懇親会があったのですが、甚だまずい酒でした。酒を飲むと人が変わったようによく喋る人がいますが、その人もよく喋ること喋ること。ほぼその人の独壇場でありました。この人が元○○の職業かと、驚いてしまいます。自慢話から会社の批判まで、プロパーでもないのに、プロパー以上に自分は会社をしょってたっているかのような話しぶり。挙句の果ては、私に対してあからさまな人事に対する不満。大勢の中で暗に批判されて、私もむっとしましたが、笑ってやり過ごすしかありません。久しぶりに腹の中が煮えくり返るようなまずい酒を飲みました。
それにしても人事は難しいことです。人の意見を聞けばそれぞれ違うことを言うし、気に入っている人は話したくない。かといって長期滞留させるわけにも行かず、本人のためにはある程度独断と偏見で決めるしかありません。従って批判が常にくすぶるわけです。「あの人のおかげでいい部署に来た」と思われることもたまにはありますが。「あの人に動かされた」と恨み言を言われることの方が多いかもしれません。
今政府では役人の天下りをなくすための改革が行われようとしていますが、極めて強い抵抗があるようです。人事の停滞が続いてしまうだの、役所が老齢化するなど、天下りはそう簡単にはなくなりそうにありません。ここで問題なのは、役人を快く採用してくれるところがふんだんにあるかどうかです。民間にそれがないから、わけの分からない政府機関や特殊法人が出来るのは周知の通りです。役人が天下った先で過ごし、さらに次の勤め先に行くなどもってのほかです。そんな面倒はとても我々民間では出来ないのが実態です。
今日はこの辺で。