とんでもない発言

私の嫌いな政治家の一人である自民党の中川政調会長が、テレビの報道番組でとんでもない発言をした。内容は「核が抑止力がある限り日本も核保有について議論するべきだ」とのこと。テレビは見ていないが、これは誰が解釈しても、「日本も核保有について議論し、その可能性を探るべきだ」あるいは「核保有について積極的に考えるべきだ」となるでしょう。なぜなら、日本はもともと唯一の被爆国として非核三原則を掲げているのであるから、議論の余地がないからです。議論しても議論のしようがありません。もし議論したとしても、「やっぱり日本は非核三原則を守るしかない」という結論が見えています。こんなみえみえの議論を中川さんはしたいのでしょうか。
発言の翌日、早速中川さんが「自分は非核三原則論者だ。核保有はありえない」と言い訳をしていますが、議論すると言った発言は取り消しませんでした。こんな人に政調会長を任せておいて委員でしょうか。彼は相当酒癖が悪いそうですが、普段の表情を見ても目が据わっていて、不気味です。NHKの番組介入の件でも途中でうやむやになってしまいましたが、実際に介入があったようにしか思えません。
いずれにせよ、彼のような政治家は、何か有事があれば真っ先に攻撃的な発言をしそうで危険極まりがありません。小泉政権時代からずっと閣僚に名を連ねていますが、私はいいことはないと思っています。
今日はこの辺で。