クレームについて

私の勤める会社は、公道上で作業をするのが状態となっているため、警察から道路使用許可を取り、更に作業現場付近の住人に工事のPRも行い、了解をもらってやっと作業にとりかかることが出来ます。また、工事中は歩行者や車両の通行も頻繁であり、繁華街や狭い道路、閑静な住宅街での作業には殊のほか神経を使うことになります。こうして細心の注意を払って作業を行っていても、苦情は絶えません。世間の皆さんの目が非常に厳しくなっているのです。特に最近は、都内のいくつかの区で路上喫煙が禁止となり、喫煙に対する目が特に厳しくなっています。私自身もタバコは吸わないので、歩行中にタバコを吸っている人の後ろに来たりすると煙が気になりますし、吸殻のポイ捨てを見ると更に不快感を覚えます。したがって、たまたま当社の作業員が工事の休憩中にタバコを吸っているところを目撃されたりすると、クレームがすぐに届くことになります。こうした方のクレームによって、我々も事実を調査し、該当があればすぐに注意し、教育も行います。こうしてマナーの向上が図れることは、非常に効果的なのです。とかく他人は何するものぞ、の世の中ですが、クレームを頂けるということは非常に価値あることなのです。よく人間関係で、怒られたり、注意されたりするうちは花、無視されたら終わりといいますが、会社もその通りではないでしょうか。
昨年から新宿区も路上喫煙が禁止となっています。通勤経路のためよく新宿の街を歩きますが、路上喫煙禁止条例など全く無視されているかのように、たくさんの人が路上喫煙し、ポイ捨てしています。何人が条例を知っているのか、非常に疑問です。ただ気がかりなことがあります。日本一の盛り場の新宿、それも歌舞伎町あたりで正義感のある人が路上喫煙を注意したとき、相手が相手だった場合、身の危険もありうるのでは?と思うのです。新宿区はその点を十分に考える必要があるのではないでしょうか。そんな正義感のある人はいない!と言われたらそれまでですが。
今日はこの辺で。