ロストジェネレーション

今年は参議院選挙と統一地方選挙の年。参議院選挙については、自民党復党問題などもあり、今から非常に関心が高い選挙になっています。安倍政権が最初に受ける国民審判でもあり、8月頃の政局がどうなっているか?大変興味深いものがあります。安倍政権の掲げる「美しい国」の形が見えてきているのか、それとも逆に汚い部分だけが目立ってきているのか?
参議院戦では間違いなく格差社会について論じられるでしょう。争点といっていいかもしれません。
今、朝日新聞が「ロストジェネレーション」を連載しています。バブル崩壊後の10年間が「失われた10年」と言われますが、同じくこの時期に就職時期を迎えた世代を言う言葉です。現在25歳~35歳ぐらいの年代をさしています。彼らは就職氷河期にぶつかり、やむを得ずフリーターとしてすごさねばならなかった意味でロストジェネレーションと呼ばれています。勿論この見解には異議を唱える人がたくさんいるでしょう。自分がやりたいことが出来ないから、自分の意思でフリーターになったとか、真剣に就職活動をしなかったからとか、・・・・。勿論それも一理ありますが、バブル期の就職率とは明らかに差があります。就職したくても出来なかった人もたくさんいるはずです。そんな彼らが30代、40代とこのままフリーターで過ごしていっていいのでしょうか?いい筈はありません。結局、付けは誰かが払わなければならないのです。そのつけが金銭負担(税金)かもしれませんし、社会不安かも知れません。どちらにしても、早く解消していく施策が必要です。地方の疲弊と合わせて、政治課題として取り組み、出来なかったら政権交代する土壌を作るべきでしょう。
今日はこの辺で。