特定失踪者の不思議

北朝鮮による拉致被害問題が、小泉訪朝以来全く進まない中、本日新宿都庁広場で、「拉致被害者・特定失踪者問題の集い」が開催され、参加してきました。
現在政府が「拉致被害者」と認めているのはたったの17名。それに対して、ある日突然、何の連絡もなく消息を絶った人は1,000人以上いるとのこと。その中で、北朝鮮拉致被害者ではないかと、「特定失踪者問題調査会」に申請している人が470名にも上るとのこと。
集会では、明らかに拉致されたと思われる人たちも、未だ政府が「拉致被害者」と認めない無責任、やる気のなさを批判していました。
集会では平沼議員のほか、石原都知事拉致被害者家族会の飯塚代表などが挨拶し(遅れたため聴けず)、気勢を上げていました。
その後は、約百人の特定失踪者の家族が演壇に立ち、一人ずつ失踪の状況を涙も交え語ってくれました。
いったいいつから北朝鮮は拉致を開始したのか?そしていつまでやったのか?
今日の失踪者の失踪年が戦後間もない頃から平成15年ごろまで、長期間に及んでいます。最も多いのが今から30年前頃でしょうか。
聴いていると、確かに何の悩みも事情もない人が、ある日忽然といなくなると言うのは不思議なこと。あるとすれば事故にあったか、自殺したか。それも誰もいないところで、誰にも発見されないところで。
そして考えられるもう一つが、何物かに連れ去られる?
警察は、大人が消えるということは、何らかの事情があって、自ら姿をくらました、という対応が多いようですが、そんなに簡単に姿を消すものではないでしょう。こうした意味で、国全体として取組みが遅かったのは事実でしょう。
今日はこの辺で。