ウクライナ戦争と私の体調

2022年2月24日は、ある意味で戦後国際秩序の大転換の日となってしまった。軍事大国が隣国の兄弟国に軍事侵攻し、核兵器の使用までちらつかせながら、米国・NATOの介入を止まらせ、現在に至るまでウクライナ国内各地にミサイル攻撃を中心に社会インフラ、民間住宅、商業施設に至るまで破壊しつくしている暴挙が連日テレビで映し出されている。国連安保理は拒否権を持つロシアが当事国で拒否権を行使するため、戦争を止めることができず、両国の停戦交渉も行き詰まる。現在は米国・NATOが積極的に武器支援するため、ウクライナ軍が善戦し、停戦が全く見通せない最悪の状況である。

ロシア側のメディアはロシアの都合のいいことしか言わず、西側もまた同じくロシアの暴挙を訴えるだけのプロパガンダ合戦が続き、戦争の恐ろしさをまざまざと見せつける。結局戦争になれば、侵攻した側も自国の都合のいい言い訳に終始し、侵攻された側も侵攻した国が悪で、自分たちは善であることを強調するという、いわば当たり前の報道合戦が続くばかりである。日本の過去と同じく、やはり侵攻したロシアがどんな理由があるにせよ、こんな大規模な戦争行為を勃発させた責任があり、停戦の努力をすべきであり、かつ米国・NATO側は武器援助するのではなく、停戦の努力をしなければならない。確かに得しているのは軍産複合体アメリカだけの戦争であるが、ロシアを擁護するようなSNSを中心としたリベラル系メディアは、陰謀論をかざして盛んに西側を非難するのもどんなものか?“これだけの証拠がある”と最もらしくいっている知識人らしき人もいるが、これではいつまでたっても戦争は終わらないことを認識すべきではないか。

そんなウクライナ戦争の開始以来、私の体調がすこぶる悪く、5月5日の診断で狭心症の疑いが強いことが分かった。5日に処方してもらった薬の副作用でひどい頭痛に3日間悩まされ、薬を変えてようやく頭痛は止んだものの、血圧は下がらず。5月4日の夜なかには最高血圧180を記録し、頭痛・不眠という最悪の状態は脱したものの、5月13日の心臓核検査の結果が17日に出る予定だが、この2週間ほどは、本当に自分の死を考えさせられた。情けないことに、“ぽっくり逝く分にはいつ死んでもいい”なんて言っていた私であるが、いざ自分の死について自覚するようになると、未だ死を迎える準備が全くできていないこと、死への恐怖が襲ってくる。それが不眠に繋がり、生まれて初めて睡眠薬を処方してもらい、何とか眠れるようになった今日この頃である。慌てて遺言書なるものを書こうとしたが、それは未完成状態。

杉並地域大学で健康リーダー講習を受けた矢先で、自分の健康も守れないリーダーになった情けなさ。

自分の健康とウクライナ戦争が丸く収まるように願うばかりである。

今日はこの辺で。