映画「ミセス・ノイズィ」

 

下高井戸シネマにて日本映画「ミセス・ノイズィ」鑑賞。ほとんど有名俳優の出ていない、いわゆる低予算映画の部類に入る作品ですが、こうした作品の中にミッケ物の作品が時々ありますが、本作はその一作。

表題通り、騒音を振りまくミセスが出てきます。そのミセスのアパートのお隣に住むのが、幼児を持つ女性作家。早朝まで原稿を書いている最中、突然隣に住むミセスが布団を干してそれをたたく騒音が気になり、執筆が進まずイライラ。子供もまとわりついてイライラは募るばかり。そんなある日、子供がいなくなり大騒ぎ。でも子供は隣のミセスが預かっていて、何の連絡もなかったことから、作家女性は封激し犬猿の仲に。でも、ミセスの家庭には布団をたたかねばならない複雑な事情があった・・・・。

映画の当初は迷惑ミセスと思いきや、彼女は至極真っ当であり、逆に女性作家お母さんが自分のことしか考えない自己中を自覚していくという話。

冒頭述べたように、極めて地味な俳優しか出ておらず、話自体も派手なところはないのですが、やはり脚本がしっかりしているのでしょう。観ていて眠気をもよおすこともなく、最後まで楽しめる、そして考えさせる作品に出来上がっています。こうした小品の良作はなかなかテレビでも放映されませんが、一見の活のある作品でした。

今日はこの辺で。