映画「ストーリー・オブ・マイライフ 若草物語」「リンドグレーン」

1010日(土)は56年前に東京オリンピックが開幕した日。当日は晴天でありましたが、本日は雨模様で映画鑑賞には絶好の日。ギンレイホールにて映画二題鑑賞。

アメリカ映画「ストーリー・オブ・マイライフ 若草物語」は、ルイザ・メイ・オルコットの自伝的小説を映画化したものですが、過去にも何度か映画化されており、私が記憶にあるのは、エリザベス・テイラーが出ていた1949年の記憶があります。可愛くてきれいな女優さんという印象が今でも残っていますが、話の内容は全く覚えていません。

今回作品で、次女のジョーが作家志望の主人公ということをまず知りましたが、売り出し中のサーシャ・ローナンという女優さんが演じています。4人姉妹の葛藤などを含め、やさしい家族の物語が描写されますが、Yahooレビューの4.2は過大評価のような気がしました。

スウェーデン映画「リンドグレーン」も、女流作家の伝記ドラマ。作家のアストリッド・リンドグレーンという名前も作品も聞いたことがありませんが、彼女の若かりし頃の才能多き女性の奔放な生きざま、その代償としての妊娠・出産、子供との別離で味わう苦しみが描かれます。姦通罪がまだあった第一次大戦直後の北欧の厳しい戒律社会の中、年の離れた既婚の男性と恋に落ち、子供をデンマークで出産し、結局は男性と別れる主人公。仕事ができて文才に恵まれた女性の、社会慣習にとらわれない生き方を実践した中で、彼女が行き着く先が、児童文学になるというのも、先に触れた自分の子供との別れと再会が影響したのでしょう。主人公の女優さんは、美人とは言えませんが、意志の強さを感じさせる名演でした。

今日はこの辺で。