映画「ブリング・ミー・ホーム 尋ね人」

韓国映画「ブリング・ミー・ホーム 尋ね人」を武蔵野館にて鑑賞。しばらくの間、映画館の席が定員の半分に抑えられ、隣の席が必ず空いていましたが、それも解除されたようで、席予約時の画面に指定できない席がなくなっていました。しかしながら、地味な映画でもあり観客は容量の1/5以下。ウィークデーなのでこんなものか。

本作の主演は、イ・ヨンエさんで、「親切なクムジャさん」以来、14年ぶりの映画出演とのこと。その「親切なクムジャさん」を韓国文化会館で見たことがあるのですが、つまらなくてずーと居眠りしたことを覚えています。しかし今作は眠る暇もない、期待以上の作品でした。一つは、既に49歳となっているイ・ヨンエさんの美しさと圧倒的な演技です。

6年前に消息を絶った息子を探す活動をしている夫婦。夫は息子を探すのに専念して必死に活動しているが、事故で亡くなってしまう。妻(イ・ヨンエ)は夫の死後に入った情報をもとに、海沿いの町へ。そこではすさまじいばかりの悪の一族郎党が息子を動物のように扱っていたのであった。ここからの母親の息子を取り返すという執念がすさまじく描かれます。ハッピーエンドとはならないのが私としては残念でしたが、イ・ヨンエあっぱれの作品でありました。

今日はこの辺で。